ケアプランデータ連携【サービス事業所版 ・密着サービス事業所版】での操作方法

対象サービス:
居宅サービス / 介護予防サービス / 地域密着型サービス 介護予防・日常生活支援総合事業
製品種別:
サービス事業者版 密着型サービス事業者版

1.ケアプランデータ連携とは

居宅介護支援事業所とサービス事業所間でやり取りしている「サービス提供票」「実績情報」を、CSVファイルで受け渡しできるようにする仕組みです。

発信者は利用者のサービス予定または実績情報をCSV ファイルとしてケアプランデータ連携システムや、メール等で送り、相手方はCSVファイルをソフトウェアに取り込むことによりソフトウェア上で内容を確認でき、転記作業や紙類を削減できます。

他社ソフトウェア間であっても受け渡しできるよう厚生労働省が定めた標準仕様があり、『楽すけ』もその標準仕様に沿っています。取引先の事業所様とご相談の上ご活用ください。

ここでは『楽すけ』サービス事業所・密着サービス事業所での利用票CSVの取込と実績票CSVの出力の操作方法について説明します。居宅介護支援事業者版での操作方法はこちらをご覧ください。

参考:厚生労働省ホームページ「介護現場における ICTの利用促進 」
https://www.mhlw.go.jp/stf/kaigo-ict.html
「3.介護現場における情報連携の促進 」 「 1)居宅介護支援事業所と訪問介護などのサービス提供事業所間における情報連携の標準仕様」の項をご覧ください。

2.ご利用の際の注意事項

■ 親機・クライアントを組み 合せてご利用中のお客様への注意事項

ケアプランデータ連携のCSV出力・取込を行うときは、全ての「クライアント」操作を中止し、「クライアント」の『楽すけ』を完全に閉じた状態で操作を行ってください。CSVの出力、取込時は月間ケアプラン全体のデータが更新されます。その間にクライアントからの操作が行われると正しくデータが登録されないなどの異常が発生する可能性があります。

※「クライアント」とは?
親機とネットワーク接続で情報を共有する『楽すけ』のことです。入力と同時に複数台の『楽すけ』で情報を共有しています。

■ その他注意事項

以下のサービス内容は、ケアプランデータ連携に対応していません。 従来通り「サービス提供票」「提供票 別表」 「サービス実績票」「実績票(別表)」を印刷・PDF化するなどして取引先と情報を共有してください。

ケアプランデータ連携に対応していないサービスコード

・「日割」のサービスコード
「日割」のサービスコードは回数が正しく表示されないため、対応していません。
必ず「サービス提供票・実績票」「提供票・実績票(別表)」等で正しい内容を確認し、手入力で調整してください。

・サテライト型のサービス
本体とサテライトを区別した受け渡しは行えません。

・小規模多機能 事業所、看護小規模多機能事業所で『楽すけ』をご利用の場合
従来通り「支援版」→「密着サービス版」の「データ受け渡し」機能をご利用ください。
ケアプランデータ連携で、小規模多機能・看護小規模多機能のサービスを受け渡しすると、摘要欄やサービス利用日が反映されません。
・「大規模型通所系サービス」と「他サービス」を合計して限度額を超えた場合のうち、「大規模型通所系サービス」から限度調整する場合(居宅介護支援事業所 →サービス事業所への連携)
上記の場合、利用票(別表)にあたる「UPSIKYU」の「給付管理単位数」の項目が正しく出力されないため、居宅介護支援事業所→サービス事業所への連携に対応していません。 該当の利用者については、「サービス提供票」「提供票(別表)」を紙面や PDF で出力し、サービス事業所へ情報提供してください。
大規模型通所系サービス事業所→居宅介護支援事業所への連携は正常に行えます。

注意が必要なサービスコード

・福祉用具貸与
福祉用具貸与のサービスをCSV出力すると、どの日にちに1立てがあっても、必ず「1日(月初)」の利用として出力されます。
CSV取込時は、対象年月の月間ケアプランの「 1日(月初)」のみに1立てされます。取込後に利用実態に合わせて 1立てする日にちを調整してください。

3.楽すけの操作手順

(1)サービス利用票 CSVの取込手順

取引先の居宅介護支援事業所から受け取った CSVファイルを取り込みます。
取り込めるCSVファイルは「UPHOSOKU」「UPPLAN」「UPSIKYU」から始まるファイル名のものです。
楽すけでサービス利用票CSVを取り込むと、月間ケアプランの予定行(白い行) にCSVの情報が入力されます。CSVの取り込み前に月間ケアプランの入力があった場合、その内容は全削除され上書きされます。(例) 居宅介護支援事業所 からの CSVを取り込んだとき

① 「データ受け渡しメニュー」を開きます。

② 「ケアプランデータ連携」をクリックします。

③ 「利用票CSV取込」をクリックします。

④ 「選択」をクリックします。

⑤ 取引先の居宅介護支援事業所から受け取ったサービス利用票CSVが保存されている場所を選び、「OK」をクリックします。

⑥ 取り込みたいファイルにチェックをつけます。
複数のCSVファイルを一度に取り込むこともできます。

⑦ 「取り込み」をクリックします。

⑧ 「親機」と「クライアント」を組み合わせてご利用のお客様への注意喚起が表示されます。
CSVの出力作業、取込作業中はクライアントの操作を止める必要があります。
クライアントの『楽すけ』を全て終了していることを確認し、「はい」をクリックしてください。

⑨ 「OK」をクリックします。

取り込み作業は終了です。

(2)サービス実績票CSVの出力

取引先の居宅介護支援事業所に向けてサービス実績票、実績票(別表)の情報を出力します。『楽すけ』では、月間ケアプランの実績行(赤い行)に入力された内容をもとにCSVを出力します。

【データ受け渡しメニュー】の【ケアプランデータ連携】を開きます。

① 「実績票CSV作成」をクリックします。

② 出力したい年月を指定します。
複数月出力したい場合は、ひと月ずつ出力を行ってください。

③ 「事業者選択」をクリックします。

④ 送り先の居宅介護支援事業所を選び、「選択」をクリックします。
全ての事業所に対してCSVを作成するときは「全て」をクリックします。

⑤ 選択した事業所がケアプラン作成を担当している利用者の一覧が表示されます。出力したくない利用者がいる場合はチェックを外してください。

⑥ 「CSV出力」をクリックします。

⑦ 「親機」と「クライアント」を組み合わせてご利用中のお客様への注意喚起が表示されます。
CSVの出力作業、取込作業中はクライアントの操作を止める必要があります。
クライアントの『楽すけ』を全て終了していることを確認し、「はい」をクリックしてください。

⑧ 「OK」をクリックします。

⑨ 「出力フォルダを開く」をクリックします。

■CSVファイルの出力場所
以下のフォルダに出力 されます。

「出力フォルダを開く」をクリックすると「サービス(自事業者番号10桁)」または「密着サービス(自事業者番号10桁)」のフォルダが開きます。表示されているフォルダをさらに開き、CSVが出力されていることを確認してください。

■ CSVファイル(サービス実績票CSVについて
サービス事業所・密着サービス事業所から出力されるCSVファイルは以下のファイル名で作成されます。
ファイル名は厚生労働省で定められたルールに則っており、各ソフトウェア共通です。ファイル名は変更せずに、居宅介護支援事業所へ送付してください。

■出力注意事項
・同じ日に同じ対象年月で、同一取引先事業者番号のCSV出力を複数回行う場合、内容は都度上書きされます。
・「全て」の事業所でCSV出力を行う場合、同じ日に同じ対象年月で作成済みの内容は削除され再作成されます。

(3)誤ってCSVを取り込んだ場合の復元方法

「サービス利用票CSV」の取り込み操作が行われると、受け取り前の『楽すけ』のデータが自動でバックアップされます。自動バックアップの保存場所はパソコンの内の下記のフォルダです。自動バックアップは6ヶ月間保持されます。

C:¥Nippku¥RakusukeBackup¥DataLinkBackup

「上書きしたくなかったのに誤ってCSVを取り込んでしまった」「 CSVを取り込む前の状態に戻したい」等の事情があるときは、上記フォルダの バックアップを使用してリストア(復元してください。取り込み直前の状態へ戻すことができます。

リストア(復元)を行うと、月間ケアプラン、計画書等の文書、自費・預り金メニュー等全ての内容が、CSV取り込み直前の状態になります。ご留意の上、リストア(復元)を行ってください。

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